スマートキーの使い方!トヨタを例に徹底解説【基本はメーカー共通】

2018年6月8日

スマートキーの使い方は簡単です。とはいえ「みんな初めから上手に使えるのか?」というと、必ずしもそうではありません。なぜなら、スマートキーの便利な使い方を知らないまま、使い続けることもあるからです。ちなみに私も、その一人でした。

私は10年ほど前から、社用車等でスマートキーを使い始めました。当時は「スマートキーを使いこなしているつもり」でしたが、今思えばそうでもなかったわけです(笑)。

トヨタ製スマートキーの電池交換-外観

そんな経験をもとに、記事の前半では基本的な「スマートキーの使い方」を、後半では「使い方の注意点」を、トヨタのプリウスを例にあげてご説明します。使い方から注意点までを理解すれば、思わぬトラブルも回避できるはずです。

あわせて、ちょっと便利な「プチ奥義」を記事中でご紹介していきます。これらを知っておけば、スマートキーをより使いこなせるようになるでしょう。どうぞ、最後までお付き合いください。

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スマートキーの使い方

スマートキーを使った車の操作を、実際の運転手順に沿ってご説明します。また、青文字のリンクをたどれば各操作へ移動できますが、スマートキーがはじめての方は上から順に読み進めることをおすすめします。

スマートキーを使った操作

  1. ドアのアンロック
  2. エンジン始動・停止
  3. ドアのロック

※ 項目をタップすると、操作説明に移動します。

※ ハイブリッド車の場合は「エンジン始動・停止」を「システム始動・停止」と読み替えてください。

また、エンジンのかけ方については最初に戸惑いやすい操作なので、ここで軽く触れておきます。

最初に戸惑いやすいエンジンのかけ方

フットブレーキを踏みながらパワーボタンを押すと、エンジンがかかります。しっかりとブレーキを踏みながらです。

対して、ブレーキを踏まずにパワーボタンを押すだけでは、エンジンはかかりません。その操作では、アクセサリーモード(電装品が使えるモード)に変わるだけです。詳しくは、後述している「エンジン始動・停止の操作説明」で書いています。

では、それぞれの操作を見ていきましょう。

1. ドアのアンロック

スマートキーをポケットなどに携帯していれば、ドアノブを握るだけでアンロックできます。キーを手に持つ必要はありません。

スマートキーの使い方-ドアロックの解除-ノブを握る

なぜなら、ノブの裏側にはセンサーが付いていて、差し込んだ手を車が認識するからです(ドアノブにボタンがある車種は、ボタンを押すとアンロックできます)。

※ アンロックの合図として、ハザードランプが2回点滅、音もピピッと2回鳴ります。

この時、キーがノブに近すぎると開かないことがあります。

プチ奥義:キーを近づけすぎない

ドアを車外から操作する場合は、スマートキーを「車に近づけすぎない」ようにしましょう。

手に持ったスマートキーがドアノブや窓ガラスに近すぎると、車がキーを検知できずにアンロックできないことがあります。キーは手に持たず、ポケットや鞄などに入れておくだけで大丈夫です。

ちなみに、車がキーを検知する範囲は次の通りです。

車がスマートキーを検知する範囲

ドアノブには先程のセンサーの他にも、スマートキーを検知するアンテナが入っています。そのアンテナが検知できる範囲は、ドアノブから約70センチです。

スマートキーの効果がある範囲

この例はアンテナが3本(運転席・助手席・バックドア)の例ですが、本数は車種やグレード・オプションの選択によって変わります。

我が家の3代目プリウス(Sグレード)は、オプションを追加しなかったので運転席の1ヶ所です。

スマートキーの効果がある範囲(運転席のみのタイプ)

ドアノブのアンテナは多い方が便利ですが、なれれば問題ありません。というのも、キーに付いているリモコンボタンを押すことでも、ドアロックを解除することができるからです。

スマートキーに付いているリモコンボタン

これは、スマートキーでないタイプと操作方法は同じです。

このボタンの我が家での使いみちは、こんな場合です。

  • 同乗者を自分より先に乗せる
    自分がまだ車から離れていても、同乗者が先に乗りたい時にはリモコンボタンで解錠してあげます。
  • バックドアを開ける
    我が家のプリウスにはバックドアにアンテナが付いていないため、このドアはリモコンボタンで解錠します。
  • ノブを握っても開かない
    周囲の電波状況が悪くて、ドアノブを握っても解錠しないことがあります。まれなケースですが、こんな時でもリモコンボタンだと開けることができます。

このように、リモコンボタンも上手に使うことが、スマートキーを使いこなすコツだと私は思います。スマートキー特有の機能に、こだわる必要はありません。

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2. エンジン始動・停止

トヨタ・プリウスのパワーボタン

記事のはじめでも軽くお伝えしましたが、戸惑いやすい操作なのでもう少し詳しく見ていきましょう。

スマートキーを携帯していれば、エンジンの始動は「フットブレーキを踏みながらパワーボタンを押す」だけです。古い車種でない限りキーを差し込む鍵穴はありません。

エンジン始動にはフットブレーキ

マニュアル車に慣れた方は、エンジンの始動時にフットブレーキを忘れがちです。しっかりと踏み込んでください。

大切なのは「踏み込んだままボタンを押す」というところ。操作に間違いがなければ、エンジンがかかります。なお、プリウスなどのハイブリッド車ではレディ(走行可能)状態になります。

「どうしてもエンジンがかからない」といったエンジントラブルの基本的な対応は、次の記事で押さえておきましょう。スマートキーのトラブル以外でも対処できるようになります。

ただし、スマートキーにも電池切れなどの時に使うメカニカルキーが内蔵されています。

スマートキーに内蔵されているメカニカルキー

ただ、このメカニカルキーは「緊急時にドアの開閉で使用する」ものであって、エンジンの始動で使用することはできません。

また、エンジンの停止は「シフトをPにしてパワーボタンを押す」と止まります。もちろん、パーキングブレーキも忘れずに掛けておきましょう。

3. ドアのロック

ドアのアンロックと同じように、スマートキーを携帯していれば「ノブ上部のセンサーを手で触る」とロックできます(センサー部には、目印にくぼみが付いています)。

ドアノブに付いているセンサーのくぼみ

ここでも、キーを手に持つ必要はありません。

※ ドアロックの合図として、ハザードランプが1回点滅、音もピッと1回鳴ります。

ただ状況によっては、ノブ上部のセンサーを触っても車が反応しないことがあります。

プチ奥義:ロックできなければノブの上下を触る

ドアノブの下にもセンサーがあります。反応が悪い場合は、上下のセンサーに同時にふれてください。

ドアノブの上下のセンサーを触っているところ

ほとんどの場合、これでロックできます。それでもダメなら、スマートキーのリモコンボタンで閉めましょう。

また、ロックした後に本当に鍵が掛かっているのか、ドアノブを引いて試したいこともあるでしょう。家の玄関を閉めた後に、ドアを引いて施錠の確認をしたい気持ちと一緒です。

「ちょっと待て! スマートキーは、ノブを握るとアンロックしてしまうので確認はムリ!」とお考えかもしれません。

でも、ご安心ください。ドアロック直後であれば可能です。

プチ奥義:ロック直後はノブを引いても開かない

ドアをロックした後の3秒間は、ドアノブを引いても開かないようになっています。つまり、閉めた直後だけロックの確認をすることができます。一度お試しください。

さて、ここまでスマートキーの基本的な使い方をお伝えして来ましたが、スマートキーにも注意点があります。この注意点は、スマートキーを使うにあたって「知っておくべき大切なこと」です。小さなことを知らなかっただけで、大きな後悔をするはめになりかねません。

引き続きご説明します。

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スマートキーの注意点

スマートキーのデメリット

普段は便利に使っているスマートキーでも、長く使っている間に「注意が必要な状況」を経験することになります。

注意が必要な状況とは、

  1. スマートキーの電池切れ
  2. 日常運転での うっかりミス
  3. スマートキーの紛失

この3つです。

それぞれの問題点を見ていきましょう。

1. スマートキーの電池切れ

いくら賢いスマートキーでも、電池切れをおこすとタダの小さい箱です。通常の操作では、ドアを開けたりエンジンを掛けたりすることもできません。

そのため、スマートキーにはメカニカルキー(鍵穴に差し込むもの)が内蔵されています。このキーをドアの鍵穴に差し込んで、左に回せばアンロックできます。

スマートキーに内蔵されているメカニカルキー

そしてエンジンを掛けるには、スマートキー本体を車のスタートボタンに触るくらいに近づけて、スタートボタンを押します。電池切れでも、この方法は有効です。

電池切れした時のエンジンのかけ方

スマートキーが電池切れを起こしても、エンジンは掛けられます。ただメーカーにより、手順は少し違います。

メーカー別に詳しく説明しています。

ちなみに、スマートキーの電池残量が少なくなると、インパネ等になにかしらの警告がでます。その時点でボタン電池を交換すれば、トラブルにはなりません。

スマートキーの電池を交換する方法

スマートキーの電池は自分で交換するのがおすすめです。電池は100均でも売っています(ものにもよります)。

電池交換をしてくれるお店や値段のことも書いていますので、ぜひ参考にしてください。

2. 日常運転での うっかりミス

プリウスの運転席(操作系)

うっかりすると、スマートキーでは「キーレスではあり得ないこと」が起こる可能性があります。

例を1つあげます。移動中にスマートキーを持った人が車から降りてしまった場合のトラブルです。

トラブルの例

  1. 乗車(運転席:ご主人 助手席:奥さん)
    その日に限って、奥さんがアンロックしました。キーを持っているのは奥さんだけ。運転はご主人ですが鍵を忘れていることに気づいていません。
  2. エンジン始動
    車内にスマートキーがあるので始動可能です。
  3. 二人で出発
    車は、なにごともなく操作できます。
  4. 奥さんが途中で下車
    奥さんが持っているスマートキーが車から離れることで、ピピッ、ピピッと警告音が鳴るはずです。ただし、音の意味も分からずやり過ごします。
  5. コンビニなどで停車
    停車後にエンジンを切ります。ここでも「車内に鍵がない」などのメッセージがでます。ドアロックもできないため、初めて鍵を忘れていることに気づきます。
  6. キーがないので再始動できない
    ご主人はスマートキーを持っていないので、エンジンを掛けることはできません。つまり、そこで立ち往生してしまいます。

スマートキーが車から離れると「警告が出る」ということを知っているだけで、そこでミスに気づく可能性が高くなります。

3. スマートキーの紛失

スマートキーは、電波で車と通信をしています。このやり取りがあるからこそ、ポケットや鞄に入れたまま便利に使える訳です。

そのかわり、スマートキーの中は複雑です。

我が家のプリウスだと、こんなものが入っています。

スマートキーの中の電子基板

カバーがあるので見えませんが、中には電子基板が隠れています。したがってスマートキーは、従来の鍵とは比べ物にならないくらいに複製が難しくなっていると言えるでしょう。

そのためスマートキーの合鍵を作るには、時間も手間も掛かってしまいます。もちろん料金も高額です。

基本的にはディラーにお願いしてスペアキーを作ってもらうことになりますが、それでも手元にくるまでには数日掛かります。車の置かれた状況によっては、レッカー移動を頼むことになるかもしれません。

つまり、必要に迫られていないとしても、スマートキーのスペアはあらかじめ用意するべきです

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さいごに

BMWのスマートキー

今回の記事は、トヨタのプリウスを例に解説してきました。どのメーカーも基本はほぼ同じはずです。参考にしてください。

ただし、細かい機能が違うところもあります。例えば、駐車場で車を探しやすいようにホーンが鳴らせたり、リモコンボタンの長押しで窓を開けられたりです。スマートキーをより使いこなすためにも、愛車のマニュアルをサラリとお読みになることをおすすめします。

さて、おさらいです。

ドアのロックやアンロックは、ドアノブを触るだけでOKです。もちろん、キーに付いているリモコンボタンでも操作できます。状況に応じて使い分けるのがコツです。

エンジンの始動は、フットブレーキを踏みながらパワーボタンを押すだけ。停止は、もう一度押すという簡単な操作です。もちろん、サイドブレーキも忘れずに掛けてください。

さらにスマートキーの注意点です。

  • スマートキーの電池切れ
  • 日常運転での うっかりミス
  • スマートキーの紛失

これらは、それぞれの問題点を知るだけでトラブルを少なくできます。過剰に心配する必要はありません。ぜひ快適なドアライブを楽しんでください。

私の経験が、あなたのカーライフにお役に立てれば嬉しく思います。ありがとうございました。

2018年6月8日スマートキー